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2011年05月14日

ジーン・ハックマンのポセイドンアドベンチャー

稚拙なブログだと思ってる読者もいることだろう。

この辺で本気で超名作を選んでみた。
タイタニックが現れるまで長年、沈没モノといったら、これ。
火災モノならタワーリングインフェルノを真っ先に挙げたい。

ジーン・ハックマンは、この頃に既に天才の片鱗を見せていた。

主人公のスコット牧師は最後に自分の命を捨てて神に怒りをぶつける。
遠回しに集団社会の性質を見事に皮肉ってみせた。
違う!と、どれだけ周囲に呼びかけても
誰も耳を貸さないなんてことは身近でも、よくある。
「皆が、そうしてるから」こんな判断基準の人は多いだろう。

最近は年上というアドバンテージは減ったが
どっちが先に入社した、何年キャリアがあるなど
いまだ日本特有の序列が存在する。

結局、実力主義や能率主義というのは都合のいい逃げ文句でしかないのが現実。
大多数は、どちらがカネや権力を持っているかでしかその人間の価値を計らない。
それも利用価値があるかないかという尺度。悲しい時代だ。

平成23年3月11日、日本のポセイドン号も沈没を始めた。
悪いがスコット牧師役は菅直人でも官房長官でもない。
TVでも報じられているが
多くの東北のスコット牧師やジャック・ドーソンが……。
彼らの代わりは誰にもできない。

どうして勇敢な人が死に、地獄に落ちるべきクズたちが闊歩しているんだ!



  • Posted by 座高市 at 01:01│Comments(0)
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