優れたシナリオは未来を暗示する……。

Ｈ・Ｇ・ウェルズのＳＦ小説、透明人間が原案になった作品。

フットルースと、これぐらいでしかケビン・ベーコンを見ないが
スピード２やスパイダーマンに出演したウィレム・デフォー（ガイガー役）と被る。
まあ老化は悪いことではない。深みが出てくる。

私はＨＧウェルズの大ファンである以上、当然タイムマシンや宇宙戦争も観たが
やはりドクターモローの島を超えられないらしい。
これまで私に的確な指針を授けてくれた作品だ。
『人間社会にも掟がある。それを破れば、どうなるか』
残念だが完全に破られたようだ。現代人は血の味を覚えてしまった。

自動車というものが街を走る未来。人間は宇宙人をタコのような生物だと思い込む。
すべて１００年前に見抜いていたんだろう。
日本国憲法作成に影響を与えた人物。憲法９条は彼の原案に立ち返ろうとしている。

因みに、あの池上彰もウェルズを愛読してるそうだ。

事実上の騙し合い、眼に見えない略奪行為。天才たちには、お見通しだったわけだ。